アルコール依存症からの回復ワークブック

完全断酒30日、危険な飲酒思考との戦い

長野県東御市、信濃病院に今なお入院している。
入院してこの信濃病院に入院して37日目となった。
そして入院1週間でスリップ(飲酒)し、医療保護室行きとなったが、それが堪えたのか、久里浜医療センターで犯した入院中の飲酒はしていない。

今日で完全断酒して30日。非常に危険な飲酒思考に囚われたが、なんとか回避した。
後学のためにも、また、同じく酒の問題で悩む人にも参考になるんじゃないかとここに記す。


アルコール依存症からの回復ワークブックのテストをストレート合格
アルコール依存症からの回復ワークブック
信濃病院で学ぶ、アルコール依存症からの回復ワークブック

昨日、「アルコール依存症からの回復ワークブック」の20講義のテストをすべて合格した。
次はコーピング・スキルズ・トレーニングと、ポジティブ心理学の講義が始まる。

久里浜医療センターと違い、信濃病院では入院1週間後から「アルコール依存症からの回復ワークブック」の各プログラムのビデオ講義がある。そしてそのビデオ講義を見終わった後に、○☓形式のテストがある。
各項目における理解度を測るためでもあるだろうし、また、それが知識として蓄積されたかどうかを測っているのだと勝手に解釈している。
ここが、久里浜方式と違うところで、実際ワークブックに載っている知識の習得は飲酒渇望の管理や思考、感情のコントロールに役立っていると思う。

合格点は80点以上で、不合格となれば追試で先に進めない。つまり、合格のハンコをもらえないと先に進めない。
毎晩、毎朝「アルコール依存症からの回復ワークブック」を読み、蛍光ペンで重要なポイントはマークし、講義に臨んできたからだったと思う。
僕はそれをすべてストレートで合格した。
中には予習しても不合格する人がいるくらい、結構難しい筆記テストだった。

そしてやってきた進展のない土日、激しい渇望に襲われる

入院中の土日祝日というものほど、無駄な日々はないと今時点では思っている。

しかも完全断酒から30日、というのもあり、ものすごくハイボールが飲みたくなった。

井之頭病院で病棟見学した時に「3の法則」を知っていたから注意はしていた。
ここで言っている「3の法則」とは「3日」「30日」「退院後3ヶ月」のことである。

コンビニなんて歩いて10分程度のところにある。
そこに行って酒を買い、大量に水を飲んで誤魔化せば看護師にバレないのではないか、とか、酒を近場に隠しておいて、隙きを見て飲んでやろうか、とか、もはや完全にアル中の思考になっていた。ワークブックによればこれが飲酒衝動、飲酒思考というものだろう。

タバコだけを買いにコンビニに行った。
それでも、コンビニのトイレでやっぱり飲酒の思案をすること3分。

「どうせ飲むなら、明日か、真夜中にしよう」

という、飲酒の決断を遅らせる戦法をとった。これはワークブックにも書かれている断酒メソッドで、飲酒渇望の管理の仕方の一つであった。心はザワザワしたままだったが、なんとか一服してコンビニから離れる道中、「あぁ、よかった。酒を買わないで済んだ・・・危なかった」と心の中で思った。そのうちに渇望はすこしずつ弱まっていき、やがて消えるはずである。(と、ワークブックには書かれているが個人差はあるみたい)

無事、酒を買わずに帰院した。自分を褒めたかった。看護師にも、「今日は危なかった、すんでのところで酒を買わずに済んだ」というと、利口になったね、とだけ褒められた。だが、自分にとってもこの完全断酒30日を超えるのは9年間ほぼ毎日欠かさず?飲んでいた自分にとっては未知の世界である。

アルコール依存症は2歩進んでは1歩下がる、といった具合で回復していくらしいが、すこしでも連続飲酒再発のリスクを減らすためには断酒が一番の治療となる。


禁酒後の最初の飲酒は特別な反応を呈する

アルコール依存症からの回復ワークブックに載っている知識を紹介する。

禁酒後の最初の飲酒は特別な反応を呈することが多い。その反応を「禁酒違反効果」と呼ぶ。
禁酒違反効果はAVE(Abstinence Violation Effect)とも呼ばれ、下記のような反応を起こす。

  • 自責
  • 罪悪感
  • 抑うつ
  • 自己効力感の減退

その後の反応に対して、どう対処していくかが再発防止の鍵を握っている。
飲酒過失(スリップ)することにより自責の念と罪悪感を感じ、抑うつ状態となる。それを忘れたいがために、更に酒を飲む、ひいては連続飲酒状態に戻る。この負のスパイラルはアルコール依存症の完全なる再発である。

完全な再発に至る前に、AVE(禁酒違反効果)に対して、適切な思考を持つことが重要である。
AVEの予防と最小化を図る必要が出てくる。
飲酒過失(スリップ)を自分の弱さとか失敗としてではなく、1つのミスとして受け止めることである。

  • 「ミスは誰にでもある。重要なのはミスをした事自体でなく、今後も同じミスをしないようにそこから学ぶことである」と他のミスと同様に受け止める。
  • 動揺してしまうのは仕方がないが、打ちのめされてはいけない。
  • スリップした状況や理由をよく考え、同じ状況で同じことを繰り返さないように学習する。
  • すぐに気を取り直して禁酒に取り組む。回復には長期間を要し、その間誰でもパーフェクトというわけにはいかないのである。

と、アルコール依存症からの回復ワークブックには書かれている。

しかし、なにはともあれ、禁酒を続けることが心身の回復につながるということはいうまでもない。

2/28に受けた血液検査の結果

入院時はγ-GTPが450程度であったのに対し、完全禁酒して30日経つとどうなったか。


気になるγ-GTPは71にまで下がり、膵炎の指標であるアミラーゼの指標も基準値内にある。
ただちょっと気になるのは純蛋白が基準値以下であることと、中性脂肪が308と異常に高いことである。

まあ、確かにここに入院してからしばらく、ジョギングや散歩程度の運動しかしていなかったのもあるかもしれない。
月曜から筋トレでも始めようかしら・・・。

というわけで、今夜も明日も引き続き、頑張るぞー!!

4 thoughts on “完全断酒30日、危険な飲酒思考との戦い

  1. いろいろ勉強になります。

    渓流解禁したよ
    フライフィッシングおすすめ、
    私も今年本格デビュー

    1. ありがとうございます。
      渓流釣り、酒なしの方が危ない所入渓できますし!禁酒はいいことばかりですね!

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